コハクの展示会レビュー!先進機能を備えた美しいテントに大注目!

当ページのリンクには広告が含まれています。

新作テント「コハク」を実際に見てきましたのでレビューします。

展示されたのは松本市で行われたアルプスアウトドアサミットです。

なお、コハクには2人用・4人用の2サイズありますが、大きい方の4人用サイズのレビューになります。

では、いきましょう。

なお、前回こちら↓でコハクの考察をしており、今回は新たに判明した内容を主に記載していきます。

目次

コハクの外観はやっぱり美しかった

まず、見た目。一番大事ですよね。

とても良かったです。伸びやかで自然の中でも調和します。

特に、センターポールトップから後方へのラインと、側面端部のラインが綺麗でした。

気になる入口の高さは165cmとの事。テントへの出入りはとても楽です。

センターポールは250cmのようで、ゼクーMと同じ高さでした。

コハクの外観は、まるで「浮いている」よう。

特長あるシルエットは、キャンプ場でも「あのテントなんだろう?」と視線を集めそうですね。

ゼインアーツとは異なる「ヨゾラ」ブランドの表現

ゼインアーツ代表の小杉氏が参画し注目を集めていますが、ヨゾラらしさもしっかりと表現されていました。

コハクの一番の特徴である「星空を眺める開放部」がこちら。

予想していたよりずっと大きく、大人2人でもちゃんと空を眺められるサイズ感です。

幕とインナーテントの開放部はほぼ同じサイズで、テント内外どちらからも開閉できます。

インナーテントから見た開放部。

インナーテント後方は高さがなく顔に近くなりますが、その分、夜空を広く見る事ができます。

コハクはゼインアーツでなく、ほぼ日のブランド「yozora(ヨゾラ)」からの発売です。

ブランドロゴはテント後方にありました。

※後日追記:発売時のブランドロゴは、後方スカート部(バイザー部)に移動されました。

ガイロープは明るめの緑色。

この色に決定するまで、何度も検討されたようです。

個人的には黒が好みですが、実際にキャンプ場で見たら印象が変わりそうです。

自然に馴染む色で、遠目には気づかない。近寄って気づいた人が「あっ緑だ!この色もかわいくていいね!」

なんて事言われたら、嬉しくなりますね。

コハクに秘められた、進化の最先端

小杉氏の「現状考えられる進化の最先端」という強烈なワード。

実際にコハクを見て、それを感じることができました。

1:設営は簡単かつ、綺麗に張れる

①斜めのビルディングテープ
グレー:ビルディングテープ配置

ゼクーMは、「設営は簡単、綺麗に張るのは難しい」そんな印象でした。

これまでゼインアーツのビルディングテープは「四角の配置」でしたが、コハクは対角線の斜めビルディングテープが追加されていました。

斜めビルディングテープの存在はかなり大きく、ピンと張ることでペグダウン位置を簡単に把握できます。

結果として、美しいテントを誰でも綺麗に張ることができるようになります。

幕の立ち上げもワンポールだからとても簡単。初めて購入するテントがコハクでも、何も問題はありません。

2:機能と美を両立させる幕の構造

コハクは内側にスカート付きの幕があります。

よって、外観の美しさと、スカート付き内側の幕での快適性を両立させています。

もしスカートが外に出ていたら、あのスッキリとした外観は表現できなかったですね。

で、この内幕のペグダウン位置、ずれると外観も崩れそうだな…と思っていたのですが、

内幕は画像の②位置でビルディングテープと接続されており、「勝手に位置が決まる」構造でした。なるほど。

3:耐風性を確保するコの字型フレーム

③位置にフレームあり
③位置のフレーム

ワンポールテントで前面が立ち上げできる。わりと見かけますよね。

変形機構は雰囲気も変わり楽しいですが、耐風性が下がる場合が多く、注意が必要です。

【参考】オガワタッソの前面立ち上げ

ネット画像でコハクを見た時、これ、大丈夫?と気になりましたが、
フロントパネルの位置にフレームがあり、強度を確保していました。

青:前面パネルのコの字型フレーム

うん。これなら安心ですね。

赤矢印部にループあり

補足:前面の「軒」の上に水が溜まりそうですが、画像の赤矢印部にロープをつなぐ場所がありました。

ここにロープをつなぐことで軒の中央が下がり、雨の流れる道ができ安心です。
※これはコハクのみ。コハクデュオにはありません。

居住性は自分のスタイルに合うか確認必須

家族4人でコハクを使おう!星空が綺麗な冬キャンプもしよう!

このように考えている方は要注意です。理由を説明します。

コハクの広さを見ていくと、インナーテントは高さはないが床面積は充分。

対してリビングは高く解放感があるが、前後の長さはそれほどありません。

ポイントは、軒の位置まで使うと広いが、前面をクローズした場合はそれなり、という点です。

画像①:軒下までのスペースは、4人で余裕の広さです。

画像②:フルクローズでは、赤点線位置まで幕がきます。フルオープンよりだいぶ狭くなります。

※展示品は前面フルオープン状態でテーブル・チェアが配置されていました。

フルクローズ想定の配置

フルクローズ状態では、赤矢印のビルディングテープ位置にフロントパネルがあります。

テーブルとチェア4つはなんとか置けますが、余裕はあまりない印象。

その他のギアとストーブも配置すると、結構厳しいです。

なお、インナーテントはオプションとして販売との事ですので、社外品のインナーテントを購入し、リビングを広くとるという案もあります。

ただこの場合、コハク最大の特長であるテント内から夜空を眺める事ができません。。

星空が綺麗な冬こそコハクを使いたい!
コハクは内幕もあるから寒くない!
でも…4人でテント内におこもりするのはちょっと狭い…
軒下まで使えばいい?冬はやっぱり、寒いよね…

なんでしょう、この絶妙な悩ましさ。

もちろん、2人使用であれば何も問題ありません。3人で、ギリでしょうか。
4人で使うけど寒い時期はキャンプしないなら、それもありでしょうか。

コハクを何人で使用し、どんな季節・シーンで使いたいか、その場合にサイズ感が問題とならないか。

ここだけは慎重に検討すべきと感じました。

【後日追記】
そもそも、前面パネルを閉じた際にリビングスペースだけで過ごそうと考えない方がいいかもしれません。
コハクにとっては、空を眺められるインナーテント内こそ、特等席ですからね。

【参考情報】
展示品に使用されていたテーブルはベルンのマエストロ。幅は約106cmあり「やや大きめ」のテーブルです。

まとめ:魅力は充分あり!2人用にも期待!

では最後にまとめます。

・コハクの設営は簡単で、だれでも綺麗に美しく設営できる
・機能面は文句なく一級品
・テント内から夜空を眺められる
・人数、使用シーンとサイズ感がマッチするかは要確認

今回は大きい方(4人用)のレビューですが、小さい2人用サイズも気になる所。

実際に見られる機会も、今後あるようです。

「ほぼ日」の方のお話では、感覚的に大きいサイズの7割くらいのサイズ感、とおっしゃっていました。
なお、「ほぼ日」皆さんはとても丁寧で好印象でした。

来年の発売が今から待ち遠しいですね。予約可能とのことなので、よほど注文が殺到しない限り購入もできそうです。

以上、ヨゾラ・コハクの展示会レビューでした。

PS:コハクの正面写真を撮り忘れ、当記事の画像の一部はツイッター(X)のリンガンガーさんより提供頂きました。大変助かりました!ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次