グラートステイク28の徹底レビュー!メリットとデメリット全部書く!

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ゼインアーツの鍛造ペグ。

グラートステイク28を徹底レビューします。

実際に数年間使用してきて感じたいい所、いまいちな所を全部書きます。

ゼインアーツ大好きマンな私ですが、忖度なしのガチ本音レビューです。

早速いきましょう。

目次

グラートステイク28のざっくりスペック

メーカーの説明はこちら

打ち込みやすさ・固定力・強度などキャンプ用ペグの基本性能を徹底的に追求したフラット&クサビ型の鍛造ペグ

素材:スチール・黒電着塗装
重量:225g

従来のペグとは明らかに異なるそのデザインが目を引きます。

そして、カッコよさだけでなく、見れば見るほどその機能性の高さに驚きます。

グラートステイク28のここがいい!

グラートステイク28のいい所はこちら。

  • かっこいい
  • まとめて持ちやすい
  • 打ち込みやすく、打って気持ちいい
  • ヘッドの飛び出しが少ない
  • 綺麗に収納しやすい

かっこいいデザインがいい!

なんだこのかっこいいペグは…

ペグはテントを固定するもの。固定できればそれでいい。

まあそうなんですが、グラートステイクを使うようになってからは、ペグを握る度にテンションが上がります。

どうせ使うなら、かっこいいほうがいい。

グラートステイクは汚れてもかっこいい。

使い込むほど、かっこいい!本当に最高のデザインで飽きる事がありません。

まとめて持ちやすい

フラットな形状でガシッとしっかり握れます

グラートステイクはフラットな形状をしています。

複数まとめて握ると「ガシッ」とまとまり、しっかりとした感触で握れます。

これが地味にいい。

一般的なスチールペグ

一般的な円形のペグは、くるくる回って向きがバラバラになります。

複数本握ると「ガチャガチャ」した感触。

気にしなきゃこれが普通ですが、グラートステイクのガシッと握れる感覚の方が好みです。

打ち込みやすく、打って気持ちよい

僕はペグ選びで「打ち込む気持ちよさ」をとても重視しています。

設営は疲れる。でも、どうせなら楽しい方がいい。

打ち込みやすく、ガンガン地面に伝わっていく感触がとても気持ちいいです。

他のペグでは味わえない気持ち良さが体感できます。

左:グラートステイク 中:スチールペグ(鋳造) 右:チタンペグ

打ち込む感触について、グラートステイク(鍛造)、スチールペグ(鋳造)とチタンペグの3つで比較します。

グラートステイクもスチールペグですが、その製法の違いにより高い強度を誇ります。

鍛造:金属を叩いて強度を高める製法
鋳造:金属を溶かし、型に流して成型する製法

グラートステイク(鍛造)

まずグラートステイクから。

ハンマーで打ち込んだ力は、直線的に地中に伝わっていく感触があります。

打ち込んだパワー、ペグが刺さっていく深さ、手に響く感触、全てが自然にバランスしているような、そんな感じ。

シンプルに、気持ちいい!

これこそ鍛造ペグの最大の魅力と、僕は思います。

打ちこむ気持ち良さは、他と比較になりません。圧倒的です。

ヘッドは四角い形状。他のペグより少しだけ打ちやすいような気がします。(明らかな違いまでは感じません)

僕が打つ時はこんなイメージ↑でペグに手を添えます。フラットな形状は手の添えやすさもgood。

ペグがクルクル回ってしまう事も少なく、使っていてストレスが少ないです。

スチールペグ(鋳造)

続いてスチールペグ(鋳造)。

ハンマーで打ち込んだ力は、基本直線的ですが、固い地面では力が逃げてしまっているような感覚です。

100の力で打っているのに、20~30はロスしている。そんな感じ。

決して”悪い”わけではないのですが、グラートステイクと比べると、その違いはすぐに気づきます。

固い地面にこのペグで設営するのは、ストレスです。

それに曲がる。鍛造ペグよりずっと簡単に、曲がります。

チタンペグ

最後にチタンペグ。

ハンマーで打ち込んだ力は、しっかりと直線的に地面に伝わります。この点は鋳造ペグよりずっと良いです。

ただ、硬い地面に打ち込むと、地面から跳ね返った力がペグ内部で共振するような感覚があります。

(ヴゥゥーン、ヴゥゥーン)と、超固い金属が振動しているような感じで、この感触が苦手です。

今回の中では最も曲がりにくいですが、チタンペグでも曲がるときは曲がります。

ヘッドの小ささとこの振動の感触がマイナスで、打ち込む気持ち良さはグラートステイクの勝ちです。

ヘッドの飛び出しが少ない

グラートステイクの28cmという長さに違和感を覚えるかもしれません。普通、このクラスは30cmです。

ですがコンパクトなヘッド形状のグラートステイクは、実は充分な”地中に刺さる長さ”を確保しています。

よくある30cmペグと同等、もしくはより長いくらいです。

特徴的な形状は、かっこいいだけではなかった。

さすがゼインアーツ!(ニヤニヤ

フラットな形状の為、引き抜く際は少しひねるだけで空間が生まれ、スッと引き抜ける。

このように公式HPに記載がありますが、それほど体感できませんでした。

抜きやすさの面ではペグよりも、どのハンマーで引き抜くかに大きく左右されると感じます。

綺麗に収納しやすく、本数を把握しやすい

綺麗に整列するグラートステイク

グラートステイクのフラットな形状は、収納時もメリットがあります。

綺麗に並べやすく、ペグケースに何本入っているかがわかりやすいです。

些細な事ですが、撤収時に忘れていないかの確認もしやすいです。

一般的な円形ペグはくるくる回ってしまうので、綺麗に並べるのもちょっと面倒。

並べられなくもないのですが、手間なので結局適当に放り込みます。

その結果、見にくい、数えにくい…。

※グラートステイクと比べれば、ですけどね。

その他の特長

ここまで「実際に使って感じたメリット」を上げました。

以降は、HPに記載されていた特長について見ていきます。

ストレートに言うと、ほぼ体感できなかったけど、確かによくできているね。といった内容です。

安全に配慮した設計

Znロゴの横が△に出っ張っていますが、これは安全ガードです。

不意に強く打ってしまった際も、指がフック部に当たらず外へ逃げるように設計されています。なるほど。

また、この部分は打ち込み深さを抑制する役割もあるそうです。

気にした事ありませんでしたが、ユーザーが怪我をしないよう配慮してくれている、その気持ちが嬉しいですね。

ロープをかけやすい

フック部は片面だけを大きく削ぎ落し、ロープを掛けやすい形状になっています。

また、掛けたロープがスッと入るよう、フック先端はRを大きくとってあります。

これも全く気にしていませんでしたが、よくよく見るとなるほどな。と感じます。

それに、こんなにもゴツゴツした形状なのに、手で触れて引っ掛かりを感じる部分がありません。

仕上げがとても丁寧で、良い製品を手にしている感覚が得られ、嬉しいです。

グラートステイク28のここがいまいち

グラートステイクはかなりいいペグですが、いまいちと感じる点もやっぱりあります。

少ないけどね。

安くはない

グラートステイク28は、1本462円(税込)です。

めちゃくちゃ高い!までは言いませんが、気軽に購入できる値段ではないですよね。

実際に使ってみると後悔なんて微塵もないですが、いざまとめて買うとなると、少し怯みます。

少しでも安く購入できるよう、ゼインアーツ取扱代理店のセールや送料無料も活用してください。

こちらの記事で詳しく解説しています。

土が付きやすい

フラット&クサビ型形状は使い易く保持力もありますが、引き抜いた際に土が付きやすいです。

しかも付着するだけでなく、側面の溝に入り込んでしまいます。

さすがにここままペグケースには入れたくない。

ここで活躍するのが100均で購入した固めのブラシです。

ペグを抜いたら両面をササッとこすって土を落とします。これがとても便利。

ブラシはペグケースに収まるものがおすすめですが、ある程度固いものでないと土が取れないのでご注意ください。

やっぱり重い

重さは永遠のテーマですね。鍛造ペグは重いです。

グラートステイク28は1本あたり225g。

仮に12本揃えたら、2.7kgにもなってしまいます。

使いたいけど重さにも限度がある。そこで僕がたどり着いたペグの使い分けがこちら。

主要な固定部:グラートステイク28
サブ的固定部:チタンペグ25

主要な固定部=幕自体を固定する箇所。
サブ的固定部=ガイロープを固定する箇所。

ざっくりと、鍛造ペグとチタンペグが半々のイメージです。

ある程度の安心感と重すぎないバランスを重視した結果、この使い分けになりました。

なお、スカートの固定には福善の打刀16cmが見栄えと使い勝手が良くて気に入っています。

ペグケース内に収納しているペグはこちら。

スチールペグ(鋳造)30cmはゼクーとゲウを両方設営する際に限り、使用します。

グラートステイク28に替えたい所ですが、使用頻度も低いのでとりあえずこのまま。

そして、グラートステイク18は最近あまり使わなくなりました。

グラートステイク18&28

その理由は、チタンペグ25cmの方が軽く、ほどよい長さは使っていて安心感を感じるからです。

グラートステイク18:105g
チタンペグ25:約50g

重さはおよそ半分。固定力は正確な評価が難しいですが、より感覚的な安心感はチタンペグ25cmが上です。

打ち込む気持ちよさは鍛造だけど、重すぎて全部を鍛造ペグにはできない。そう考えたとき、チタンペグ25cmという選択は、僕の中では絶妙にバランスが良い、と感じます。

他社鍛造ペグから買い替える必要があるか?

既に鍛造ペグを所持している場合、グラートステイク28に買い替える必要があるか?について。

ゼインアーツが好きで、グラートステイクのデザイン最高!という方には買い替えの価値があると思います。

ですが、既にエリッゼステークやソリッドステークを所持しており、メーカーにこだわらないのであれば、買い替えまでは必要ありません。

僕が一番重視する「打ち込む気持ち良さ」は、グラートステイクというより「鍛造ペグ」のメリットのような気もします。

鍛造ペグを買うのが初めてならば、もう直感で選んでいいかも。上で上げたのはどれもよい製品です。

…なんか最後にぐだぐだになってしまいましたが、これが本音なので仕方ないですね。

でも僕にとっては、グラートステイク28はペグ選びのゴールの一つになった。という事を付け足しておきます。

以上、ゼインアーツのグラートステイク28の徹底レビューでした!

長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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