1年半使用したコールマンのインフレーターマットをレビューします。
結論からいうと、満足度はあまり高くありませんでした。
主な理由は下記2つです。
・連結を重視したのに、わりと簡単に外れる。
・厚みがちょっと足りなかった。
・1年ちょっとでエア漏れ発生。
・色が微妙
各内容について、ご紹介したいと思います。
※キャンプギアはキャンプスタイルによって満足度はガラッと変わります。あくまでも私一個人の感想ですので、ご理解ください。
なんでコールマンのマットを買ったの?
まず、購入時は超・初心者。アウトドア用品メーカーも、店で良く見かけるコールマン・キャプテンスタッグ・ロゴス・スノーピークくらいしか知りませんでした。
何がいいのか全然わからない。そんな状況でとりあえず2人分ほしい。連結できたらいいよね。セット売りでお得っぽいし。コールマンはよく聞くし、とりあえず大丈夫だろう。なんて感じで購入したのでした。
自分にあった「適切な厚み」もよくわからなかったのですが、ショップに展示してあったマットに寝そべり、「5cm?よくわかんないけど、まあ、こんなもん?背中は痛くないし大丈夫かな。」で決めてしまいました。
今考えてみれば、ショップで1分寝そべるのと、実際に8時間寝るのでは疲れ方が違います。当たり前ですが。。。
そんな経緯で購入しました。
何がいまいちだった?
【ここが残念①】連結が外れる
残念ポイントその1。連結が売りのハズなのに、この連結が結構簡単に外れてしまうんです。
就寝の準備ができて、さーて、そろそろ寝ようかな?とゴロゴロしていると…「ブチッ。」
連結ボタンが外れた音です。何度聞いたことか。この残念音。
もともとシングルサイズを2つ繋げているので真ん中には「溝」ができます。でもそれはいいんです。事前にわかってたし。この溝には体がはまる事もあるけど、「不快」とまでは感じません。
ただね、この溝の辺りで体を動かしたり体重を掛けたりすると、連結のボタンが外れてしまうんです。
連結はマットの上・下・真ん中の3か所。頻繁に外れたのは真ん中。
連結が外れるとその部分が広がります。広がれば地面を感じます。硬い=不快。
シュラフから出て、シュラフをどかして、マットの接続部分を探してボタンをとめる。実にめんどくさい。これが。
連結は購入の条件でした。重視していた内容がいまいちだと、ショックは大きいです。
ということで、残念ポイントその1は「連結ボタンが頻繁に外れる」です。
連結を重視している方には、絶対に知っておいて欲しい注意点です。
【ここが残念②】厚みが足りなかった
2つ目の残念ポイントは厚み不足です。(僕にとっては)
このインフレーターマットをキャンプで使用したのは25回程です。
実際に、熟睡できたのは数える程度でしょうか。朝起きれば「うーん、体が痛いなあ…」はいつもの事でした。
初心者な自分は、「きっとみんなそうなんだろう」と思っていましたが、他にもいろいろな選択肢があったと知ってしまいます。レビューを見て、動画を見て、疑問が膨らんできました。
「もしかして、5cmは薄すぎた?」
だんだんこの買い物が失敗だったのではと不安になってきました。
そこで購入したのがこちら。
キャプテンスタッグのEVAフォームマットです。
インフレーターマットの下に敷く事で、快適性をアップさせようと考えました。
これにした理由は、インフレーターマットをショップで見た際に、EVAマットが下にあったことを思い出したからです。
で、使った感想。「ちょ、ちょっとはマシになったかな…」
熟睡とまではいかず、モヤモヤは消えませんでした(笑)
まあ、EVAマットはコットに敷いたり座布団用途でも使えるので購入した事はよかったです。
【ここが残念③】赤色は微妙
3つめの残念ポイントは色です。今になって思うと。赤はちょっと、ね…。
何が良いか、何を基準に考えればよいか、購入時はわからなかったんです。
今、何か買うならば、他のキャンプギアと色が調和するかを重視します。具体的には、ベージュ系のカラーを選びます。
他にもカーキ、ブラックなんかもいいと思います。
まあマットなので使用時はあまり目立ちませんが、やっぱり全体の統一感は考えたいです。
キャンプギアが増えていくと、統一感のない道具が気になってきます。
設営完了!って写真とる。いつもあいつだけ浮いてるな…。ほんと気になります。
【ここが残念④】1年でエア漏れしてしまった
Wセットなので2つあります。その1つが1年でエア漏れしました。
繰り返しですが、使用回数にして25回程。もちろん、ゴツゴツの地面に直接置くなんてことはしていません。
雑な扱いもしていないつもりですが、エア漏れしました。
ある朝目覚めたら、「なんかいつもより体が痛い…。」
別の日に、収納から出したら、中途半端に膨らんだ状態に。
(収納時は空気を抜いてコンパクトにしてバルブをしめます。漏れていると、勝手に中途半端に膨らんでしまいます。上記画像:左)
原因は不明ですが、ちょっと早すぎ?という印象です。
補修できるかもしれませんが、現在はコットに移行してきているので放置状態。
寿命1年。もう少し持つと思ったのですが、ちょっと残念な結果でした。
補足:インフレーターマットはバルブを開けて置けば勝手に膨らむ。と良くいわれますが、このマットは「ある程度」しか勝手には膨らみませんでした。いつもバルブを開ける→放置→空気を追加注入って感じで準備していて、そこそこの手間でした。
買い替えるなら、何を買う?
もし、買い直せるなら(次に買うなら)どれを選ぶか?ってお話ですが、実はもう、決めてます(笑)
VENTLAXの8cmインフレータブルマットです。
下記の理由で、これまでの不満を解決してくれるからです。
・5cm→8cmで快適さアップ
・連結ボタンが3個→6個でしっかり連結
・コヨーテカラーがいい
また、最近購入したVENTLAXのコットに非常に満足していて、同じブランドで揃えたい、という理由もあります。
とくかく軽量化を重視!という方以外には、8cm以上のマットをおすすめします。
他の選択肢としてはWAQの8cmマットもあります。
比較してみると、WAQは連結が5個でVENTLAXの6個より1つ少ないようです。
どちらも高評価で人気の商品なので、既にWAQのコットを持っているのであれば、WAQのマットで揃えるのもいいと思います。
Youtubeで人気の「ヒヌマフウフ」が使用されているのはこれですね。
このマットにしてから熟睡できるようになったと大満足されていました。
WAQオンラインストアで実施されるセールは割引率もかなり高く、タイミングが合えばすごくお得に買えるので要チェックです→【WAQアウトドアストア】
WAQのセール情報、次のセールはいつか?などはこちらでご紹介しています。
さらに厚みのある10cmマットや連結不要のダブルサイズも検討しましたが、畳む手間・重量などを考慮した結果、見送りとしました。(値段も高すぎ)
また、車への積載性を重視しているため、キャンプギアは「大は小を兼ねる」とは考えていません。
銀マットで学びました。大きすぎる銀マット1枚より、半分サイズの銀マット2枚のほうがいいです。大きすぎるものは、車への積載場所も限定されて、毎度悩まされます。小さいもの2つであれば、どこにでもどうにでも収納も積載もできます。
ダブルサイズ買っちゃうと、ソロキャンプには持って行きづらいのも理由です。
てことで、いろいろとバランスのとれたVENTLAXのインフレータブルマット8cmに決まり!
まとめ:やっぱり使わなきゃわからない
当たり前ですが、やっぱり使ってみなければわかりません。
僕の場合は、
・しっかり連結されるのが良かった
・5cmでは厚み不足だった
・色はベージュ系が良かった
って事が1年使用してみて気づいたんですね。
1年ほどキャンプを続け、自分のスタイルがある程度わかってきた時、求めるものとはちょっと違ったかな。というのが結論です。
1年前の自分に教えてあげたいですが、それも無理な話なので(笑)
もし、現在検討されている方の参考になれば、と書かせていただきました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。