イワタニのマイ暖の春先での使用感と温度上昇の効果について検証します。
4月頃になると冷え込みも穏やかになり、キャンプへ灯油ストーブを持ち出すか毎年悩みます。
寒くて後悔はしたくない、でも、灯油&ストーブを運ぶのも重くて面倒…
そんな季節こそ、コンパクトなマイ暖が活躍するのでは!?
そして、どれくらいの大きさのテントまで、マイ暖だけで温めることができるのか?
てことで、早速検証してきました。
結論:悩む季節にこそ、マイ暖は活躍する!
春キャンプでのマイ暖は、しっかりと期待に応えてくれました。
少し肌寒い夕方~夜でも、マイ暖を使用することでテント内は「そこそこ快適」な気温まで上昇しました。
数値としては外気温に対し、「+5度~+6度」ほどテント内の温度は上昇しました。
合格点です。マイ暖はほんとに使えるやつです。
※たった5度だけ?と思われるかもしれませんが、それはテントのサイズ感によるものです。(後述)
過去に行った検証はこちら↓
検証した日の環境・条件について
■今回の検証環境
日時:2023年4月1日~2日
天候:晴れ
気温:最低6度~最高18度
場所:八木キャンプ場(静岡県榛原郡川根本町)
テント:オガワ タッソ(ポリエステル幕のワンポールテント)
保温性に優れた前回のTC素材に対し、今回は不利な条件となるポリ幕です。
テントの大きさも小型というか、中型クラスのサイズ感です。
キャンプに行く前は、保険でレインボーストーブを持ち出すか随分悩みました。
タッソの大きさは、サーカスTCより一回り小さいサイズ感です。
中で腰を曲げずに立つことができるソロ用ワンポールテント、という感じでしょうか。
そんな、小さすぎず大きすぎないテントです。
このサイズでマイ暖に期待するのは、正直ちょっと厳しいかな…と思っていました。
「不快」→「ほどほどに快適」は全然違う!
春先って、日中と夜で寒暖差が大きいんですよね。
暖房器具なしではだいぶ不安になります。
当日も日が暮れるにつれ気温が徐々に下がり、夕暮れには「寒いな…」と感じるようになりました。
ということでマイ暖を点火!
いつもながら、点火してすぐに暖かさを感じられるのがいいなあと思います。
テント内の温度は、夜と冷え込む早朝にチェックしましたが、どちらも結果は同じでした。
外気温+5度の違いは結構大きいです。
マイ暖がないと「寒くて不快」ですが、マイ暖があると「寒さによる不快感」が消えます。
くどいようですが、暖かくて超快適!!まではいきませんよ。「ほどほどに快適」程度まで環境が変わります。
ですが「寒くて不快」と「ほどほどに快適」は全然違うんです。
マイ暖は、充分に役割を果たしてくれたと言えます。
持ち運びも含めて考えてみます。
灯油ストーブ
運搬:×
温度:◎
マイ暖
運搬:◎
温度:〇
重いけど快適に過ごせる灯油ストーブ、楽々運搬でそこそこ快適に過ごせるマイ暖。
どちらを選ぶか?春先であれば、僕は迷わずマイ暖を選びますです。
燃料の運搬を考えても、灯油を入れたポリタンクとガス管では全く違いますしね。
荷物が減ると、キャンプに行くハードルもぐっと下がります。
楽をしたいけど、後悔はいや!そんな時こそ、マイ暖は最高の選択になります。
マイ暖の限界点はどこか?
今回の検証でマイ暖の限界点が見えてきました。
■タッソでマイ暖だけの場合
外気温5度以上:マイ暖だけでいける。ほどほどに快適
外気温5度以下:灯油ストーブが欲しくなる。
マイ暖で温められるテントのサイズ感も、タッソの大きさが境目になりそうです。
※サブ暖房として使用するならば、より大きいテントでももちろんOK。
以下で検証していますが、TCルーテントのサイズ感ならば、充分暖める事が可能でした!
今後も長く活躍してくれそうだなあ、と今回のキャンプで改めて実感することができました。
以上、マイ暖の春先キャンプでの使用レビューでした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
※テント内では自己責任で使用しております。ご了承ください。