今年発売のストーブで気になっていた、コロナのSZ-F32。
理由は、従来製品にあった「もうちょっとパワーがあれば…」の悩みを解決してくれそうだったから。
今回は展示会で現物を見てきたので、色味・印象・オプションなどをさらっとレビューしていきます。
※レビューの題名になっていますが、内容は愚痴多めです。理由は後述します。
ネット画像より現物の印象は良かった
展示があったのは2023年10月6日~8日に長野県松本市で開催された、アルプスアウトドアサミットです。
ネットの画像と現物の印象って、結構違う事がありますよね。
SZ-F32は実物の方がよかったです。
公式のカラー名称は「フィールドベージュ」
ベージュやタンカラーって、メーカーによって全然違うので難しいです。
「ベージュ」でキャンプギアを揃えてきたけど、会社によって全然色味が違ってた…ってことが起こり得ます。
SZ-F32のベージュはやや明るめ。ですが、明るすぎないカラーが好印象でした。
サイトにおいてもきっと違和感なく馴染む、素敵なカラーでした。
オプションの反射板がいい感じ
SZ-F32は対流型ストーブなので、熱は上方向に上昇します。
対流型の場合、近寄ってもダイレクトに暖かさを感じにくい面があり、やや好みが分かれます。
そのデメリットを解消すべく、他社製品では自作の反射板を追加する人もいるほど。
ですが、SZ-F32はメーカーがその反射板を用意してきました。
見た目はシングルバーナーの風防のようです。
- コンパクトに収納できる
- 本体への脱着が簡単
特に脱着方法がとても良い。
反射板の取り付けは、本体のガード外側に引っかけるだけです。
その日の気分で気楽に脱着ができます。収納スペースも取りません。
これはなかなかいいアイデアですね。
もちろん、反射板なのでストーブの熱を前面方向へ届けてくれるので、より暖かさを感じられます。
製品は良かったけど…
はい。レビュー終わりです。
内容薄かったですね。すみません。
この製品、とてもいいと思いますよ。
モヤモヤしてしまった理由は「人」です。
今回の展示会だった、アルプスアウトドアサミットのテーマは、「LOVE CRAFTMANSHIP」
「実際につくり手と製品に触れ、そこに込めた思いを感じてください」というコンセプトでした。
実際、多くのブースを回りながらお話を聞き、それぞれのこだわり・プライドを肌で感じる事ができるとても良いイベントでした。満足度は相当に高かったです。
でもね、コロナの方にはがっかりしました。
会社名を名指しして、
「〇〇〇〇のストーブは暖かくないですから。あ、いっちゃった。あははははっ。」
…。
全然笑えないんですが。
自社製品の魅力を伝えたいなら、他社を下げてる暇なんてないと思います。
なお、お話した方は反射板の取り付け方法も知らなかったです。
(写真の取り付け方法も正しかったのだろうか…)
で最後に「今日はセットでお得に買えますよ。どうですか?」って言われてもね。
いろいろ事情があったのかもしれませんが、少なくとも僕はがっかりしました。
「ものづくりに触れて人とつながる」イベントで、「人に触れて、ものへの興味が薄らいだ」のですから。
拡大する会社規模と、遠くなる作り手の声
最近、思うんです。
大きな会社の製品ほど、そこに込めた思いが見えにくくなっていく。
HPに綺麗な写真と機能を並べられても、こだわりや熱意がいまいち伝わってきません。
製品が良けりゃいいって方も多いかもしれませんが。なんか、つまんないんですよね。
製品に惚れ、つくり手の思いに触れ、よりその道具を好きになれたなら。
そんな道具に囲まれてキャンプに行けたならば、もっとずっと、楽しいはずです。
一応、コロナの名誉の為に書きますが「製品の印象は良かった」ですよ。
たまたま僕の体験から、勝手にがっかりしただけの事です。
SZ-F32を必死に開発した方もいるはずです。
もしその声を聞けていたら、真逆の印象になっていたかもしれません。
同クラスの中で、トップクラスに暖房能力が高いのは事実ですしね。
ということで、以上、おわり!!(愚痴多くてゴメンナサイ!)