CAMPHACKのYoutubeチャンネルに、突如として現れたゼインアーツのテント。
2024年の新作なのか?または別ブランドとしての発売なのか?
以前に情熱大陸で放映された開発中のベル型テントなのか?
あれこれ考察します。
2023.9.29追記
新作テントは「株式会社ほぼ日」の立ち上げるアウトドアブランド、「yozora(ヨゾラ)」から発売される、「kohaku(コハク)」であることが判明しました。
開発・制作にはゼインアーツ代表の小杉敬氏が参画しています。
突如現れたゼインアーツの?新型テント
新作と思われるテントは、CAMPHACKのYOUTUBEチャンネルにて突如公開されました。
未視聴の方はとりあえずYoutubeをご覧ください。
第一印象は、低めのベルテント?小さいロロ?そんな印象でしたが、
じっくり見ていくと情熱大陸で放映された開発中のテントとはちょっと違う気がしてきました。
開発中のベル型テントはどんなテントだった?
情熱大陸で放映されたベルテントの図面はこんな感じ。
※僕のラフ画なのでわかりづらくすみません。
特長としては、
・全体の形は六角形の形状
・正面は五角形の入口
・正面は1本、側面は複数のポールで立ち上げる
そんな設計に見えました。
外周が広くメッシュにできる点は新しいですが、全体の形状は従来のベル型と大きな違いは感じませんでした。
ベル型とはちょっと違うような新作?テント
ベル型というと、こんな形をイメージします。なお、最近値引き率がすごい。
さて、もう一度謎の新作テントを見ていきます。
ベル型に見えなくもないですが、これまでとは明らかに違う、斬新なデザインに目を惹かれます。
動画からわかる新作の特長
・形状は八角形(に見える)
・正面は2本のポールで立ち上げる
・側面はポールでの立ち上げはなく、幕をペグダウン
六角形と八角形の違い。正面入り口形状の違いを見ると、やはり情熱大陸で放映されたものとは別のテントのように思えます。
9月30日にCAMPHACKより新プロジェクトとして情報公開されるようですので、続報を待ちましょう。
ZEKU,GIGIでやりたかった事の「最終型」とは
さて、動画内にゼクーMユーザーとしては見逃せないコメントがありました。
ZEKUとかGIGIでやりたかった事のわりと「最終型」
ここです。ということで、ちょっと考えてみました。
1.曲線美の表現
まずはこれです。このテントを見た時に印象に残ったのが、側面下部のラインの美しさです。(画像の赤ライン部)
テントの両側面の端部が直線でなく曲線形状に見えます。
また、センターポール頂点から後方に流れる線も緩やかな曲線で、あえて後方まで伸ばし優雅さを表現しているよう。
インナーテントの居住性を考慮した場合、後方もより立ち上げた方が有利ですが、あえて抑えているのでは。
ゼクー、ギギは直線的なデザインで仕上げられており、曲線は基本的にありません。
実用面を考えた場合もスカートがある、または端部は直線のほうが防風面でも有利です。
ということで、「曲線的な美しさを表現したテントを作りたかった」そんな雰囲気を感じます。
既に動画を何回も見直しましたが、今回もまた、美しい…。
小杉さん、なんかもうビル・モスの領域に入ってません?
2.出入りの容易さとテント内からの景色
次に機能面から考えます。前述のデザインとは真逆です。
ゼクー、ギギはそのデザインとのバランスから、テントへの出入りがちょっとしにくいです。
また、テント内から景色を眺める場合に、その形状からどうしても「景色が三角形」に切り取られます。
新作テントはフロントを2本のポールで立ち上げる事で、出入りは腰を曲げる必要がありません。
また、大きく前方を解放(メッシュにもなる)事で、テント内から景色を充分楽しめそうです。
この2点は結構大きな要素と思います。
新作テント?のその他の特長
最後に、動画を見て気づいたその他の点をまとめます。
・設営手順は、ゼインアーツ定番の方法で簡単
ビルディングテープで4か所ペグダウン→センターポールで立ち上げ→前後ペグダウン(予想です)
・素材はポリ(たぶん)で軽そう
・前面はフルクローズ&フルメッシュ可能(っぽい)
前面パネルは側面パネルへもつながっており、ここもメッシュにできる
・テント後方も解放可能で通気性も確保
・インナーはセンターポールに固定のタイプ
形状はギギ1やロロの三角形状か。
・冬の使用はちょっと寒いかも?
・かっこいい。欲しい。美しい。もう欲しい。
ということで、情報公開が待ち遠しい謎の新作テント。
全然仕事に集中できないですが、続報を待ちましょう。
ていうか、やっぱりゼインアーツは期待を裏切らないですね。欲しいものリストが止まりませんほんとに。
では、また次回。