ゼインアーツ2023年の新作展示会レポ。
第二弾はゼクーM TCとギギ1TCです。
ゼクーMユーザーとして、TC仕様はやはり気になっていました。
たっぷりの写真と合わせて、レビューしていきます。
TC化によるポリ幕との変更点
まずはTC化によるポリ幕からの変更点をざっくりと。
増加した重量に耐える為、各ポール径はアップ。
スチールへ変更せず、アルミのまま強度アップしている点にゼインアーツのこだわりを感じます。
浸水を防ぐためポリ製のトップキャップを装着し、ギギ1には念願のスカートが装着されました。
トリプルジッパー仕様ということもあり、冬の快適性としてはこれ以上ない仕様とも言えます。
ゼクーM TCの詳細をチェック!
まずはゼクーMから。
第一印象は「とてもきれい」
ポリ幕特有のシワがありません。TCだから当然ですが、サラっとしてすごく綺麗です。
なお、公式HPの画像は暗めのイメージでしたが、現物はもっと明るい色合いに見えました。
ゼインアーツのポリ幕は、シワが付きやすいデメリットがありますが、TCならば綺麗に張れます。これはいい。
幕内もTCならではの安心感があります。
風でのバタ付き音が出にくいのもTCのメリット。
もちろん結露も吸収するので冬場でも過ごしやすい事間違いなし。
なんだろう。とても落ち着く空間です。
余談ですが、コズシリーズの使い方がとてもいい感じでした。
コズハンガーでジグを吊るし、その下にはコズホルダーとコズテーブル。
空間を縦に有効に使う、が最近のテーマでしょうか。
ゼクーMは二股化すると超快適ですが、ワンポールの有効活用も良い感じに見えてきました。
Φ16mmからΦ17.5mmへ強化されたエクステンションフレーム。
ゼクーM(ポリ)より明らかに太く、質感は高いです。
ビスロンファスナー。
冬場に凍結しても、氷をバリバリ砕いて開閉できるとかなんとか。
浸水を防ぐトップキャップはポリ仕様です。
TC化により、ポリ部分が素材の違いで浮かないか?
が注目ポイントでしたが、この部分は気になりません。
大開口部のファスナーもポリです。
あれ、おかしいな…。違和感…ないぞ。
何がおかしいって、公式の画像(↑)では結構浮いてるように見えたからです。
ていうか、だいぶ違いません?(良い意味で)
エクステンションフレーム下のファスナー部もポリ。
はい、違和感なし。
スカートもポリです。
汚れやすいスカートはポリが良いという意見も多いですね。
エクステンションフレーム部は、メッシュ下部にもスカートがあり二重構造。
ここをピシッと張ると見栄えがグッと上がります。
ゼクーM(ポリ)の収納袋はグレーでしたが、TCはブラックで差別化されています。
というわけで、気にしていた違和感という点は全然問題なかったです。
あえて挙げるならガイロープの色が明るすぎかなって事だけ。(ゼクーに限らず)
ゼクーM T/Cで冬キャンプ。
これはもはや、快適に過ごせる気しかしません。
なお、展示会でのゼクーM T/Cの注目度はなかなかに高く、常に誰かが見ている状況でした。(ロガより見られていたくらい)
狙っている方は、インスタ&ツイッターの情報を漏らぬよう気をつけて下さい。
ギギ1 TCの詳細をチェック!
続いてギギ1。
ポリからの変更点はスカート装着以外、ゼクーとほぼ同じです。
ギギってこんなにカッコ良かった?が第一印象でした(笑)
この角度、とてもセクシー。
張って、ニヤニヤして、飲めるって、とても大事。
ギギ1TCの最高なポイントはこれです。
フラップの跳ね上げはスカート先端からの為、とてもきれいに跳ね上げる事ができます。
もう全メーカー真似して下さい。お願いします。
トップキャップ部。
見慣れたらポリ幕の頂点のほうが違和感を感じるかも?
ゼインアーツの価格は安くはないですが、これら作り込みの丁寧さ、品質の高さは間違いないと思います。
側面から。
流れるようなラインがイイ感じ。
トイレに行って帰ってきたら、テントを眺めて一周しちゃいます。たぶん。
ゼクーM TCと同じく、やはりシワが少なく綺麗です。
高さが抑えられている影響でゼクーより小さく見えますが、実際の設営面積はほぼ同じです。(幕の幅はギギ1のほうがあります)
幕内の雰囲気。
TC&スカート装着で寒い冬も怖い物なし。
それどころか、雪大歓迎くらい強気にいけそうです。
広すぎないから、幕内を暖めやすい。
ギギ1TCで雪中ソロキャンプ…最高かもしれません。
重量も9キロで収まっているので、積み込みも楽ですね。
ポリとTCのどちらがいいのか?
さて、ポリとTCのどちらがいいか?問題について。
最善の選択は人によりますが、僕の場合はこのように考えます。
以下2つの条件を満たせるならTC。満たせないならポリ。
・重さが許容範囲
・帰宅後に乾燥させる環境がある
なお、僕の場合は充分な乾燥環境がないのでポリを選びます。
TCはポリ幕よりメリットが多く、張ってしまえば快適に過ごせます。
ですが、重さと濡れた後の処置のデメリットが大きい。
雨に降られてもガレージで乾燥できるとか、広い庭があるからなんとかなる。
そんな環境ならばTCで良いかなという感じです。
あとゼインアーツのTC仕様はポリ仕様に対して+5000円程度。お得感は高いです。
ゼインアーツのTC化は進むのか?
今後もTCが出るか?については、製品により状況が異なってきそうです。
最重要なのは安全性が確保できるかという点。
テントのサイズが大きいほど重量増加の影響が大きく、風による倒壊のリスクが高まります。
よって、大きいサイズのテントほどTC化は難しく、TC化される可能性は低くなります。
まとめ:どちらも完成度高く後悔はなし
さて、どちらもカッコ良さをキープしたまま強度・安全性含め冬でもガッツリ使える幕にアップデートしていました。
TCによるデメリットもありますが、購入して後悔する事はまずないだろうと思うほどの完成度でした。
8月下旬→9月上旬~中旬へ延期の発売日が今から待ち遠しいですね。
以上、ゼクーM TC、ギギ1TCのレビューでした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。