静岡県浜松市の明野(あすの)キャンプ場の体験記です。
訪れたのは2022年4月と5月の各1回。
一言感想は、こんな感じです。
・澄んだ川と自然に囲まれて、ゆったりと静かに過ごせた。
・平日1000円は破格!何度でも来たくなるキャンプ場。
素晴らしかった体験を忘れないよう、ブログに記します。
明野キャンプ場の基本情報
さらっと基本情報です。
所在地
静岡県浜松市天竜区春野町堀之内434
チェックイン
13:00~17:00
チェックアウト
~12:00
サイト
区画サイトのみ。25区画
料金
平日宿泊プラン:1000円/大人1人
指定エリアサイト:3000円~/大人4名
週末・祝日プラン:3800円~/大人4名
気田川(けたがわ)に隣接した自然豊かなキャンプ場です。
高速道路IC、森掛川または浜松浜北から車で約40分。近隣にスーパーやコンビニはない為、買い出しは市街地で済ませておきましょう。
※上記は2022年5月時点のもの。最新の情報はなっぷでご確認ください。
サイトの特徴
サイトマップはこちら。川はマップの上側です。
広さの違いはありますが、全体的にどのサイトも広いです。
大型ツールームテントでも設営できる充分な広さがあります。ソロキャンパーの方は、サイトの半分程度しか使用していない方も多くいました。
地面は場所により草、土、砂利とさまざま。やや固めですが、スチールペグであれば全く問題ありません。
トイレは2カ所。管理人さん自宅付近の方が新しくて綺麗です。
サイトの背面側(川と反対)に別荘・民家がありますが、生活音も聞こえてこないので気になりませんでした。
サイト選びはまず、木陰重視の手前(数字の小さい)側か、視界が開ける奥側か、と考えるといいかもしれません。
サイト内・サイト間には木が点在し、ほどよい木陰があります。
暑い季節には助かり、雰囲気もいいです。
画像は3番サイトですが、視界にすこーし道路が入り、車の走行音もわずかに聞こえます。
道路が気になる方には12番サイトより奥がおすすめ。
12番サイトから奥は、川とサイトの間に木がない為、視界が広くなります。
川側を向いているかぎり、人工物は視界に入りません。
奥側は視界が開ける反面、日陰がないサイトもあります。暑い季節はタープの併用がいいかも。
木陰、景色、トイレの距離といった多少の違いはありますが、ぶっちゃけハズレサイトはないです。
どのサイトにも良い点があるので、サイト選択でがっかりキャンプになることはないと思います。
明野キャンプ場の良い所
サイトがどこも広い
サイトの広さにはかなり余裕があります。
画像の3番サイトに宿泊したのは平日の金曜日。15時に到着し、空いていたのは4サイトほどでした。(全25サイトのうち)
平日は先着順の為「余っていたサイト」でしたが、充分すぎる広さ・環境でした。
※画像はゼインアーツのタープ、ゲウです。比較的大きい部類のタープですが、悠々と張れました。
洗い場も多く、3番サイトのすぐ脇にもありました。プライベートシンクですか?って感じの距離感です。
あまりに近いので他の人がテント付近を頻繁に歩くか心配でしたが、そもそも洗い場の数が多いので問題なかったです。
別サイトの方がこの洗い場を使用していたのは、1泊して2回だけでした。
別日の13番サイトです。テントはゼインアーツのゼクーM。赤いエリアがサイトです。
めちゃくちゃ広いです。
各サイトは白線でざっくり仕切られています。
幅は12m以上あったかもしれません。ほんとに広い。ここだけじゃなく、どのサイトも広いです。
13番サイトも”実質”プライベートシンク状態でした(笑)
お湯は出ませんが飲用可能な水です。
ごく普通の水場ですが、飲めるだけでも充分ですね。※冬場は凍結に注意。
各サイトが広いので「満場」でも隣との距離が自然と確保されます。
「一般的な区画サイト」と比較すると、同じ満場でも密度は半分以下。
点在する木がお隣さんとの視界を遮ることもあり、隣人に敏感な僕でもゆったりとすごせました。
せっかく広大なキャンプ場に行っても、「真横設営」されるとがっかりしますよね。
そんな不安もなく、安心して行けるのはとてもありがたいです。
澄み切った綺麗な川
サイトの目の前には気田川(けたがわ)が流れています。
浅瀬もあるので水着がなくても気軽に入れます。
石に腰かけて川に脚を放り出す。
全身がすーっとクールダウンするのを感じ景色を眺めていると、仕事のストレスまで流されていくような不思議な感覚になってきます。
息を飲むほど綺麗な場所も。エメラルドグリーンに輝いていました。
※画像は無加工です。
あまりに綺麗で飛び込みたくなりますが、流れが早い場所もあるので気を付けましょう。
川で涼しくなったらコットでごろん。
なんて贅沢な時間でしょうか。
「最高だ…」心の中で何度も繰り返していました。
川とタープ下のコットは無限ループしたくなります。これはハマりそうです。
川へ降りるには4番・15番サイト付近のスロープを利用します。
女性でも子供でも、普通に歩いて降りる事ができ安心です。
静かに過ごせる自然環境
明野キャンプ場はとても静かに過ごせる環境にあります。
管理棟側のサイトに限り、わずかに車の走行音が聞こえますが、そもそもかなりの田舎なので夜は走行はかなり少ないです。
4月には桜も咲いていました。
日常生活では全く意識しない、鳥の鳴き声がよく聞こえます。
川の流れる音にも、癒しを与えてくれます。
何もせず、ぼーっと過ごすのにとてもいい環境でした。
自然に包まれている&サイトが広く隣人を感じない為、ゆったりとした時間が過ごせました。
※たまたまかもしれませんが、訪れた2日間とも、他のキャンパーさんもすごく静かに過ごされていました。
親切で好印象な管理人さん
口コミで見たとおり、管理人さんはとても親切でした。
受付時も「空いてる所どこでもどうぞ」で済ませず、「何番と何番のサイトが空いているからね」と丁寧に教えてくれました。
チェックアウト日の10時頃には各サイトを軽トラックで回り、ゴミを回収してくれました。(たぶん管理棟前でも捨てられます)
最近は防犯面も考えなければいけませんが、管理棟や案内図に管理人さんの携帯番号も記載してくれています。(自宅はすぐそこなのも安心ポイント)
頂いた注意事項用紙の最後に、「その他は思う存分に楽しくお過ごしください」と書かれていたのがとても印象的でした。
やはり、良い評判はじわじわと広がるものでしょうか。なっぷ・グーグルの評価もかなり高くなっていました。
平日1000円はどう考えても破格
平日1000円はどう考えても破格です。
自然環境・サイトは申し分なし。
設備面は特別綺麗なわけではないですが、炊事場・トイレ・シャワー・薪販売、その他レンタルなど一通りの物が揃っています。
これは絶対人気が出る…というか、既に人気のようで平日金曜でも8~9割埋まっていました。
今後も有休をつぎ込んで、平日にきっと来ます。
気になる所・注意点
さて、そんなすばらしいキャンプ場ですが、ほんのちょっとだけ気になる点があります。
車の走行による砂埃
まず、一番気になった点。
サイトと川の間が車の通路です。
「ほこりが立つのでゆっくり走って」と看板がありますが、減速しない車がいると砂埃が舞います。
サイトの配置上、仕方ないのですが、食事中だったらテンション下がりますね。
まあ、近隣に買い物をできる場所はなく、外出される方は温泉くらい。
よって、車が目の前を通るのも「日に数回」程度です。
キャンプ場への道に狭い場所あり
キャンプ場付近は道がやや狭いのでご注意を。
具体的には国道362からキャンプ場までの区間です。
時間にすれば5分程度の区間なので、特別大きい車でもなければ心配はないですけどね。
冬場の強風には注意
このキャンプ場に限らずですが、静岡県西部地域は冬は風の強い日が多いです。
「遠州のからっ風」と呼ばれるのですが、これが半端じゃない。
冬の浜松市で風速10mは日常的にあります。この季節に訪れるならば、天気予報には充分すぎるほどのチェックをおすすめします。
※突風=ふもとっぱらが有名ですが、個人的には冬の渚園キャンプ場のほうがずっと怖いです。
まとめ:春~夏の終わりに川キャンプがおすすめ
秋~冬のキャンプが好きです。
でも、このキャンプ場に限っては暑い季節に来たくなります。
理由はもちろん綺麗で澄んだ川。
昼間はタープ下でお酒をのんで、暑くなったら川でクールダウンして。木陰でころんと昼寝して。
そんな楽しみ方をしたいなら、明野キャンプ場は最高の環境です。
川キャンプを経験し、こんな素敵なキャンプ場をもっと探したくなりました。
そうすれば、一年中ずっとキャンプを楽しめますね!
以上、明野キャンプ場のご紹介でした。
おしまい!