ゼインアーツのタープ、ゲウを入手することができました。
ゲウの特徴は、多彩なアレンジができ最高にかっこいいデザイン!これに尽きます。
実際に使用してみた感想、広さ感、設営時のちょっとした工夫などを画像てんこ盛りでご紹介いたします。
ゼインアーツ、ゲウの基本情報
さくっと、ゲウの基本情報です。
タープサイズ:5.3m×4.9m
重量:6kg
付属品:
32Φメインポール2本、19Φサブポール2本
ジュラルミン25cmYペグ10本
タープテール
8m2又ロープ2本、3mロープ6本
ポールが付属しないタープが多いですが、ゲウには4本のポール付属するので、別途購入する必要はありません。
そしてこのポールがすごく綺麗でかっこいいです。
※2022年販売分より、ポールはマット調に変更されました。
ゲウの設営手順
設営手順はゼインアーツ公式のマニュアルがとても分かりやすいで一度ご確認ください。
僕はタープの設営は初めてでしたが、特に迷うことなく設営できました。
手順①
タープを設置したい場所に広げ、メインポールをまっすぐに置きます。
この時、ポール頂点とタープの接続位置にペグを打って置きます。
※ペグがポールを立てる際の目印になり、この位置にドンピシャでタープを張る事ができます。テントと連結したい時にも有効な方法です。
次にガイロープをポールと同じ長さにして、45度開いてペグダウンします。
手順②
ジザイを一旦緩めてメインポールを立ち上げます。
※タープとの接続箇所は、上からガイロープ・タープ・ポールの順にします。
反対側も立ち上げる事が出来たら、ポールが垂直になるようにジザイで調整します。
※メインポールは最初に目印としたペグに位置に合わせます。
ここで安定すればもう、勝ち確です。
手順③
残り2本サイドポールを立て、ガイロープをペグダウンします。
最後に四隅のガイロープをペグダウンすれば完成です!
ゲウはその形状から、四隅を地面に近い位置にして設営できます。
まるでシェルターのようでとてもかっこいい!
ゲウを購入したのはこの個性的なデザインが最大の理由です。
角度を変えると、まったく違った印象を受けます。
いろいろな角度から眺めたくなるデザインですね。
画像は四隅の奥側2カ所を低く、手前側2カ所を高い位置で設営した状態です。
景色を広く眺めたい場合は、やはり高い位置の方が開放感があります。
初張り時は、
・初めてのタープ設営
・しかも大型でポール4本
と、難しい印象を受けており一人で設営できるか不安でした。
が、特に苦労もなく、設営時に倒れることもなく、15分程度で設営完了しました。
ゲウの設営での4つの工夫
ゲウの設営にあたり、4つの工夫したポイントがありますのでご紹介します。
ガイロープペグダウン位置の目印
タープ設営の最初に、メインポール用ロープをメインポールと同じ長さに合わせます。
次に、合わせた長さで45度広げてペグダウンするのですが、この時に合わせた長さ(ペグダウン位置)が良く分からなくなりました。
もっと簡単にしたいと考えた結果、ガイロープのメインポールと同じ長さ=2.4mの位置に目印をつける事にしました。
これで、「ガイロープをメインポールと同じ長さに合わせる」工程を飛ばし、設営時間を短縮することができました。
※目印には縫い糸をぐるぐる巻いただけで、見栄えはいまいちですが、効果は大です。
(もうちょっと見栄えのいい目印を考え中…
タープテールにガイロープをつける
ゲウにはランタンを吊るす事ができる「タープテール」が付属します。
このタープテールはタープのメインポール接続部の近くに結合するのですが、メインポールは2.4mもあるので設営後は手が届きません。
よって、踏み台を準備しておく、または、設営前にタープテールを取り付けておくと良いです。
また、タープテールにはランタンを掛けるリングが3つありますが、やはり位置が高い。
なんとかしたいと思い、こんなものを準備しました。
ガイロープの両端をもやい結びにし、片側にカラビナを装着したものです。長さは約25cmです。とりあえず、ランタン2個分を準備。
強度が求められる場所ではないのでダイソーのガイロープを使用しました。
タープテールのリングにこれを装着することで、ランタンをちょうど良い高さにし、脱着も簡単にできるようになりました。
これがあれば、女性でも手の届く位置に設置できます。
メインポールにフックを掛けてランタンを吊るすこともできますが、タープテールに吊るすと前後の位置調整もできるため使い勝手がいいです。
四隅のペグダウン方法
タープの四隅を落とした設営用として、短いガイロープを準備しました。
本来、この四隅に使用するのは3mのガイロープですが、角を落として設営するには長すぎます。余った部分をぐるぐる巻くのも面倒だし邪魔です。
はじめは、角の黒テープ部分でペグダウンしましたが、強風時はタープへ負荷が直接掛かってしまい良くないのではと考えました。
とは言え、その日の気分で角を落としたり高く上げたりしたい。都度ロープを結び直すのは面倒。
そんなわがままを解決する為、カラビナ付きの短いロープを4つ準備しました。
ランタンを吊るしたものと似ていますが、長さは30cmです。短いのでジザイは付けません。
カラビナがあるので、長いガイロープへの付け替えも簡単です。
または、ストレッチコードでもいいかもしれません。安価だしタープ以外にも使えて何かと便利です。ランタン吊るすのもこれでよかったかも。
今回のガイロープはゼインアーツ純正を選びました。が、違う色の方がパッと見で判別できるので良かったかも。
※この場所に100均のロープはオススメしません。伸縮性がほとんどなく、力を吸収する機能が期待できないと思われる為です。アトウッド等の定番品がやはり安心です。
お手軽に簡単にスタイルチェンジができると、いろいろ試したくなります。
サイドポールのガイロープ二股化
サイドポール用のガイロープは通常3m×1本です。
テントとタープを近づけたかったので、3mロープを追加して二股化しました。
二股化することで、テントとの距離も近づけやすく、出入りもスムーズになります。
この方法は、狭いサイトでも活用できます。
ゼクーMとの連結もできるようなので、また次回、挑戦しようと思います。
追記:できました!
ゲウのお気に入りポイント
ゲウの気に入っている点ははたくさんあります。
1.多彩なアレンジが可能でかっこいい
2.2人使用でとても贅沢な広さ
3.周囲の視線を遮り、影の面積も広い
4.雨は溜まりにくく、スムーズに流れる
多彩なアレンジが可能でかっこいい
かっこいい…
何度も繰り返してしまいますが、本当にかっこよく、美しいデザインです。
張り方のアレンジや角度により全く違った姿を見せてくれますので、どのように設営しようか考えるのもとても楽しいです。
手前のテントはゼクーMです。ゼインアーツとの相性はもちろんのこと、ワンポールテントやツーポールテントにも合わせやすいデザインと思います。
夏の日中は暑すぎてテント内に入れません。
だったらタープ下で過ごすのをメインとして、小型テントを設置しても良いかも。
画像はビジョンピークスのTCルーテントをゲウの下に設営しましたが、とても快適にすごせました。
暑い季節はこのスタイルが定着しそうです。(もちろん、強風時以外です)
2人使用でとても贅沢な広さ
基本デュオキャンなので、ゲウは大きすぎるかな?と心配でしたが、2人で使用した感想は「贅沢で心地よい空間」という感じでした。
1人ではさすがに大きいですが、4人使用でも充分なスペースと思います。
具体的な数値としては、角を落として設営した場合、中の広さは3.8m×3.8m程です。
※ゲウの設営面積は、3.8m+前後左右にガイロープ分の約1.8m必要。
よって、設営には7.4m×7.4m程の広さが必要であり、区画サイトでの使用時は事前に確認したほうが良いです。
※前述したサイドポールのガイロープ二股化で、若干詰めることは可能です。
周囲の視線を遮り、影の面積も広い
ゲウは角を落とすことでシェルターのように張る事ができます。
この角落としがいい感じで周囲の視線を遮り、他の人が気になりにくくなります。
また、影も広くとることができ、時間が経過したらタープ下なのに日なたになってしまって移動した、ということもありませんでした。
「日陰が中央に集まりやすくなる設計」との事ですが、素晴らしい。
遮光PUの効果か、影も充分な濃さがあり、TCにすればよかったーという後悔もなくほっとしました。
雨は溜まりにくく、スムーズに流れる
雨の日はタープに水が溜まり、限界を超えた時ザザーッ!っと滝のように流れる…
そんな動画をよく見てきましたので、気になっていた点です。
ちょうど良く?雨にしっかりと降られましたが(笑)、結果的には全く問題なかったです。
雨は上記画像の青い矢印の方向に綺麗に流れます。唯一、張りがちょっと弱かった片側のサイドポールの付近(上画像の赤矢印部)に、わずかに雨が溜まりました。
ポールを調整し幕を張り直した所、ほぼ溜まらなくなりました。
雨水が溜まりすぎて重さで崩壊!という心配は必要なさそうで安心しました。
余裕のあるタープサイズの為、雨の降り込みもほとんど気になりませんでした。
※雨撤収の場合、濡れたタープ本体は畳めば30Lのポリ袋で入りますが、45Lなどより大きなサイズだと放り込みやすいです。
綺麗に畳めて撤収も簡単かつコンパクト
ゲウが届いたときの印象は、あれ、意外とコンパクトなのね。って感じでした。
特に苦にならないサイズと重量です。女性でも難なく持てます。
設営も15分程度。撤収も10分ほどで完了できます。慣れればもっと早いかも。
あたりまえですが、テントと違って平らな幕体なので、撤収時はパタパタと折りたたむだけなのでとても簡単でした。
まとめ:不満は一切なし!満足度120%!
雨キャンプは嫌い……タープの設営は難しそう……時間もかかりそう……
もう思い込みだらけだった自分にバカヤローです。今回ばかりは勢いで買っちまった自分に拍手。
こんなに簡単に、最高にかっこいい自分の基地が作れるなんて…もう使わない理由がないです。
雨キャンプはずっと敬遠していましたが、タープがあれば意外とイケるな。とまた一つ成長できました。
今回は大きなお買い物だったので、しばらくはお財布の紐を締めたいところですが、
・ペグが欲しいな…
・ペグケースも欲しいな…
・タープ用のランタンも追加で欲しいな…
次から次へと膨らみ続ける妄想たちが(笑)
楽しみながら悩む日々はこれからも続きそうです。
また何か購入した(やらかした)際には、ブログでご紹介したいと思います。
では。
↓今回ゲウに使用したアイテムはこちら
ベアボーンズがあるだけで、雰囲気が変わります!並行輸入品ならばかなり安く購入できてお得!
Beszingは暖色&シンプルなデザインがいい感じ。バッテリーの持ちも良くお気に入りでずっと使っています。
初導入のチタンペグ。テント&タープを全部鍛造ペグで揃えると、ゾッとする重さに…。とりあえず25cmを6本導入しましたが、軽さ・メンテのしやすさも良かったので、追加購入検討中です。25cmは中途半端と思いきや、わりと万能ですね。
※価格は頻繁に変動しますのでご注意を。3本999円ならば買い!