ゼクーLの発売(7月下旬予定)が近づいてきました。
確実に売れるであろうゼクーLですが、もし、初めてのテント選びの候補として検討しているならば、知っておいて欲しい事があります。
それは、冬の寒さ対策についてです。
いや、まだ夏だし、、、。
いや、冬はキャンプいかないし、、、。
と、思ったかもしれません。僕もキャンプを始める前はそう思っていました。
実際にキャンプを体験すると、秋~冬キャンプは本当に最高です。
虫も少なく、空気も澄んで星空がとても綺麗に見えます。
ただ、問題となるのは寒さ対策。
そして寒さ対策は大きなテントほど大変なんです。
ゼクーMの冬場の使用について
ゼクーで冬は越せるのか?
という疑問に関しては、「大丈夫です。」という結論です。
もちろん、環境や装備にもよりますが、よく言われるTCじゃなきゃだめ!といった心配は不要です。結露はしますが、許容範囲です。
参考までに、僕の環境と装備を記載します。この条件でオールシーズン、ゼクーMでキャンプに行きました。
地域:静岡県
気温:最低ー10℃
ストーブ:トヨトミレインボーストーブ
寝袋:スナッグパックマリナースクエア(快適温度:ー2℃)
ポータブル電源:なし
その他:寝袋に毛布、ゆたんぽ使用。
レインボーストーブは、フジカハイペットやアルパカストーブより暖房能力が若干劣る、というのがネット上の総評です。寝袋もダウンでなく、安価な化繊のものでした。
これでも冬キャンプができました。
ただし、もし仮にテントがゼクーMでなくゼクーLだった場合、テント内の空間が広い分、条件は不利になります。
単純に、空間が広い為暖めるには出力の高いストーブが必要になります。
ゼクーLの冬対策をどう考えるか
冬キャンプを快適に過ごす為に、ストーブはかかせない存在です。
良い寝袋を準備しても、起きている時間の暖をどうとるか考えた場合、ストーブは外せません。
暖房能力という点では薪ストーブが圧倒的ですが、構造上ゼクーでの使用はかなり難易度・危険度も高くオススメできません。
ですがよく使用されるアルパカやレインボーなどの出力3.0kw前後のストーブでは、ゼクーMでは若干のパワー不足を感じます。
100点満点で評価した場合、ゼクーMでレインボーストーブの使用は80点。
全然ダメってことはないけど、充分かと言われると、もうちょっとパワーが欲しいなと思います。
となると、ゼクーLのサイズになった場合、明らかにパワー不足です。
ゼクーLに適したストーブは?
ではゼクーLに適した石油ストーブはどれか?
候補を上げるならば、以下のような出力が高い製品です。
出力はレインボーストーブの2.5kWに大して、6.6kwと2倍以上で充分な余裕があります。
重量は11キロとそこそこありますが、小型ストーブを2台運ぶより遥かにマシです。
ストーブ選びを失敗すると、せっかくの冬キャンプも楽しめなくなってしまいます。
※冬になると品切れになる事もあるのでご注意ください。できれば秋までに確保する事をオススメします。
ゼクーでのキャンプライフが楽しいものとなるよう、参考になれば幸いです。
では。