キャンプって何が楽しいの?
始める前までは、全く理解できませんでした。
正直、変な人達。くらいに思ってましたね。
キャンプは楽しい。むちゃくちゃ楽しい。
ですが、「なんで?」と聞かれると、ちゃんと答えるのは結構難しいかも。
ちょっと真剣に、考えてみました。
外で・味わう
まず思い浮かぶのはやっぱりご飯。おいしい=楽しいですね。
外で食べるご飯はびっくりするくらいおいしい。なんでだろう。
遠足で山を登る。芝生で食べたお弁当がすっごくおいしかった。こんな記憶、ないでしょうか。
ソーセージとたまご焼き。それに唐揚げとふりかけご飯。ふつーのお弁当なのに、本当においしかった。
感覚としては、きっと同じ。
学生の頃、貧乏を耐える為に食べたカップラーメン。キャンプに行って、富士山を見ながら食べたカップラーメン。
同じカップラーメンなのに、キャンプで食べるほうが100倍おいしい。
なんででしょうね。わからないけど、きっとみんな同じ。
炭火をおこして焼き鳥焼いたり、焚火で料理をしたり。
寒くなってきたから、次は鍋にしようかな?キムチ鍋がいいかな?餃子鍋がいいかな?
考えるのも、料理するのも、食べるのも、
ずーーーーーーーっと楽しい!
不思議。家では食べる以外、ぜんぶめんどくさいのに(笑)
片付けだけは、ちょっと手間だけどね。
とくかく、外で食べる。最高に楽しい。
自然を・全身で感じる
キャンプ場で、ただぼーっと山眺める。静かな湖を見つめる。星空に、心を奪われる。
「時よ止まれ」と願いたくなります。
キャンプを始める前も、ドライブに行って景色を見たり、展望台から海を眺めたりしたことはもちろんあります。
それも楽しかったけど、キャンプではもっとずっとダイレクトに体験してる。
頬をなでてゆくそよ風、身体の芯まで伝わる冷たい空気、信じられないくらい静かな草原の朝。
「心地よい」とは、まさに今この時の為にあるんだな。なんて思ったりします。
暖かい春の日から雪の舞う冬まで、静まり返る深い夜から鳥の鳴き声で目覚める朝まで、五感のすべてを使って自然を感じる。
そんな贅沢な趣味って、なかなかないと思います。
家で過ごし、食事をし、布団で寝る。ごく、普通の事ですよね。
ですが、人類の長い歴史で見れば、外で暮らし、食べ、眠りにつく。こちらのほうがずっと「自然」。だから、気持ちいいのかな。
自然の中で過ごすことのほうが、人にとっては「自然」なんですね。
本当の・自由
「人とは本来、もっと自由であるべきだ」
いつかどこかで読んだ本に書いてました。
勉強しなさい、いい学校に行きなさい、いい会社に行きなさい、多くの人がそう言われて育ってきました。
がんばってがんばって、がんばり続けて、いい会社に入れたら、今度は売上アップだ!失敗するな!無駄の削減!効率化だ!といわれ続け、勝手に評価され続けます。
疲れちゃったよね。
言われたことをずっとがんばってきたのに、いつまでたっても楽にならない。幸せなんて、全然感じられない。
気が付いたときには、「もうこんなに歳をとったのか」と愕然とします。
キャンプでは、
何をしてもいい。
何もしなくてもいい。
本当の、最高の贅沢。
お金を使ったんだから快適に過ごせないと、楽ができないと、という思考は実は「貧しかった」のかもしれません。
どんな道具を使ってもいい。使わなくてもいい。
料理したっていい、しなくてもいい。
みんなと一緒でもいい。一人でぼーっとしてもいい。
完璧にやってもいい。無駄だらけでもいい。失敗しても、全然いい。
正解も間違いもない。それがきっと、本当の自由だよね。
まとめ:何が言いたいかというと
最後にこれだけ。
キャンプに出会えて幸せです